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Wifi内蔵SDカード「flucard PRO」を使ってみた

最近規格策定とかで盛り上がりつつWifi内蔵SDカードですが、
この分野では昔から有名なEye-fiカードが欲しいなー などと思っていたけど、
写真を全部取得してからダウンロードしないといけないとか、メインはサーバーアップロードだったり、
そのまま直接iPhoneに取り込んだりしたいなーといった要望にはいまいちマッチしなかったのですが、
密かにEye-fiとか東芝のSDカードの裏で、シンガポールのTrekという会社からflucardとかいう無線Wifiカードが出ていたので購入してみました。

このflucard、日本ではプラネックスが代理店として販売しているみたい。
マニュアルもファームウェアもばっちり日本語化されていて良い感じです。

購入したのはNTT-X Storeから。
Amazonでも8GBのタイプが最安値で5,980円だったのですが、
会員価格で4,268円。しかも送料無料でした。在庫僅少らしいので、欲しい方はお早めに!

なによりこのSDカードで嬉しいのは、ブラウザやiPhoneなどのクライアントが用意されていて、
そこから欲しいファイルだけサムネイルで選んでダウンロードできること。
これはかなり良いポイントですよ。

パッケージはこんな感じ。

青系のなかなかすっきりしたパッケージで好感持てますね。

早速使ってみたいところですが、
最新のファームウェアアップデートでWPA2対応や、RAWファイルへの対応もしているようなので、
安定感という意味でも先にファームウェアアップデートしてみました。

まず、カードをカメラに刺して、再生モードにします。
ここで特異なのは、再生すると出てくる画像ファイルを削除(!)して操作するとのこと。
以前はDPOF指定して振ったりしても操作できたみたいなんですが、最新ファームではなくなっていました。

↓のような画像が出てくるので、この画像を削除します。

ここで注意したいのは、再生モードにしてすぐだと削除してもモード起動しなかったりします。
ビープ音がするので、それが鳴り止んだら削除するとちょうどいいみたい。

失敗しても、電源入れ直したりカード抜き差しすれば画像復活するので、その辺で何とかします。

ブラウザで「http://flu.card」か「http://192.168.1.1」に接続すると、設定画面が表示されるので、
ファームウェアのバージョンを確認して、古かったらアップデート。
(ネットワークのIPがカブってると表示されないので注意)

アップデート方法は、
PCのSDカードを接続するとNO NAMEのありがちなSDカードフォルダが出てくるので、
そこにサイトからダウンロードした最新ファームウェアを解凍した内容をルートディレクトリにコピー。
SDカードを抜いたら、カメラに挿しなおして放置すると、昔のゲーム機のゲームオーバーみたいなビープ音がずっと鳴り続けるので、鳴り終わったらアップデート終了です。だいたい2〜3分くらい。
(カメラの電源が切れると失敗するので、オート電源オフは解除しておくように!)

アップデート完了して、再度設定・画像閲覧の画像を削除して接続して、設定画面が表示されればOKです。
設定では、APのSSIDとパスワードを変更しておきました。

サーバー自動アップロードの設定もできるのですが、私はその方法ではあまり使わない予定なのでその辺は放置。

今度はiPhoneのWifi設定で先ほど設定したSSID&パスワードで接続したら、
事前にダウンロードしておいた「flucard download(Lite)」アプリを開いたらすぐサムネイル一覧が出てきて、
さくっとダウンロードできました。

アプリはこのほかにもiPhone、Android、Windows、Mac向けに出ているのですが、
他のは全部有料(250円とか)なのが残念・・・

まあ、必要に応じて他のアプリもダウンロードしてみようかと思います。
ちなみにiPhoneのflucard downloadのLiteと有料版との違いは、いっぺんに複数ダウンロードできるかの違いらしいです。

あとは直接Flickrにアップロードできるアプリも気になる所。

ちょっと使ってみた感触ですが、なかなかいい感じです。
若干人柱感ありますが、安いので買ってみて損はないかと!

最後にGF1で撮って、flucard経由でアップロードしたテストショットでも乗っけておきましょうかね。